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「『いってきます』といった人は『ただいま』と言う義務がある。労働安全コンサルタント角田淳による、安全衛生で使えるアイデアや教育ツールのご紹介

安全対策と台所事情

      2015/05/30

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先日、怒られてしまいました。

習慣化についての記事でも少し触れたのですが、このようなブログを書いているにも関わらず、反省しなければと思うことがあったのです。

安全対策をとるということ、安全な作業方法を行うということは、仕事を行っていく環境により、厳しくしたり、ないがしろにしたりします。

私は、頭では分かっていても、実際にはないがしろにしてたパターンの方でした。

さて、どんな感じか、簡単に状況を説明すると、こんな感じです。

作業としては、数百キロの重量物を屋内に運び込み、所定の位置に設置するものでした。

この仕事は、下請けとして受注し、実際の作業はさらに下請けの業者が行います。

重量物の運搬ですので、本来であれば、作業を指揮する人、作業者は4~5名、道具もそれなりに必要です。
しかし、このいずれもが不足した状況でした。

作業を行った業者は、過去に同様の仕事をやっていたので、私も十分にチェックしていませんでした。
当日、実際の作業にあたっていたのは、過去に何度か同様の作業をしたことがある2名が担当したのでした。
仕事の進め方も、あれこれ考えながらです。

正直見ていて、危なっかしく感じました。
しかし、私は仕事を続行させていました。

そんな状況の中、上位の請負会社がチェックし、さすがにこれでは事故が起こりかねないということで、作業は中止となりました。

その後、人員と指揮者を集め、なんとか作業を終えることができたものの、この仕事の仕方で怒られてしまったのです。

つまり、事故を起こしかねない、危うい仕事をやらせていたことがダメだったということです。

私は、どうしてそんな仕事を黙認したいたのでしょうか。
少し理由があります。

それは、人手不足。
私の会社も、作業を行っていた会社も、中小企業です。
社員もさほど多くありません。
年度末にかけては、仕事量に対して、作業者の数が少なくなります。

こちらの現場に行くと、別の現場ができない。
それを何とかやりくりしてになっています。
台所事情は厳しいのです。

自社のことでもあるので、そういった事情も理解できました。
そしてなるべく、全体としてうまく回ればと思っていました。

逆に言うと、人を増やせと指示する、依頼することに臆病であったのかもしれません。

事情を察するのはいいですが、危険に作業を進め、事故を起こしてしまったら、元も子もありませんからね。

私は、上位の請負会社に指摘される前に、作業を止めて、改善するべきだったと反省です。

上位の請負会社の判断は、間違っていません。正解だと思います。
事故が起こる前に、指摘をいただいたことは、はっと気付かされました。

どんな事情があっても、優先されるべきは安全です。
人手を割くのは、無理だーと言われても、事故を起こしてしまったら、全員が被災するのです。


安全指示は、勇気が必要なだなと思いました。

今回、怒られたことは、大きな反省になりました。
そして、安全の大切さを、再度確認できました。

安全活動は、反省と改善ですね。

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