今日も無事にただいま

「『いってきます』といった人は『ただいま』と言う義務がある。労働安全コンサルタント角田淳による、安全衛生で使えるアイデアや教育ツールのご紹介

片付けは、後からではなくて、すぐにするのがいいです。

      2015/05/30

entry-214

「君は少し片付けることを覚えたほうがいいかも。」

私は、思わずそう言ってしまいました。

先日、下請け業者の作業を見ていた時のことでした。
何人かの作業者が、作業を行っていたのですが、その中の1人にまだ若い人がいました。

今の会社に入って1年くらいの、若手です。
まだ必要資格も持っていないこともあり、作業内容は雑用や他の作業者の手伝いなどが主でした。

とてもハキハキしていて、こまめに動き、真面目に仕事をします。
一生懸命に動く姿は、非常に好感の持てる青年です。

しかし、あれやこれやと、次のことに目が移るのか、何かをやれば、やりっ放しという状態でした。

例えば、脚立を使ったら、その場で置きっぱなしで、次の仕事にとりかかる。
ペンキを塗ったら、ペンキ缶と刷毛をその場で置いたままにする。
片付けをしていて、ゴミを一箇所にまとめたら、捨てずにその場に置いておくなど。

それが、通路上にあったりするので、他の人の作業のじゃまになったりするのです。

私も気がついたら、片付けたりしていたのですが、あまりに多いので、冒頭の言葉になりました。

性格的に片付けられないという人もいます。

最近では、汚部屋という言葉あるくらい、部屋の中に荷物やゴミが溢れかえり、足の踏み場もないという状態にする人もいるようです。

私も、以前は片付けられない人でした。
さすがに汚部屋とまではいかないですが、床にものがあっても気にならないタイプでした。

しかし、さすがにそれではダメだと思い、片付けるということを意識するようになりました。

とはいえ、まだまだ完璧にとはいきません。

それに、何か1つのことをやっていると、他のことに気を取られ、そちらについ手を出してしまうことも多々あります。

とっ散らかることも多々あります。

そんな時に思い出すのは、ジョジョ4部の虹村形兆。
「CDを聞いたら、きちんとケースにしまう。」
確かこんな感じの台詞があったと思うのですが、これが頭に浮かべ、1つ1つのことをきっちり終わらせることを心がけています。
彼の有り方が、ある種理想になっているのです。

それはさておき、片付ける。掃除する。きれいにする。
これらのことは、事故防止のためには、とても大切なことです。

使った工具や材料、脚立などを置いたままにしていると、足に引っ掛けたり、ぶつけたりすることがあります。
時には、つまづき転倒の原因になります。

転ぶ程度であれば軽傷でしょうが、もし高所の作業床でも同じようにしていると、それが原因で墜落するかもしれません。
さらに、作業床から材料が落ち、下を歩いている人に当たるかもしれません。

ほんのちょっと片付けを後回しにした結果、起こり得る事故なのです。

工場などでは、決められた場所に決められた物を置くことが徹底されます。
もし雑然とした環境であれば、製品に異物が混入したり、部品を紛失したりと品質に影響が出ます。
当然、転倒事故などの安全面でも影響があります。

建設業は、現場ごと、作業ごとなど、全て状況が異なります。
工場とは条件が異なります。
それでも、1つ1つの作業をきっちり終わらせ、片付けることは品質と安全に対して、大切なことなのです。

これをないがしろにしていると、ボルトがしっかり締められていなかったり、ネジが止められていないなど、仕上がりにも影響が出てきます。

やったらやりっ放しにしない。
これは性格の問題ではなく、意識と習慣の問題では無いでしょうか。


私も昔はひどいものでしたが、意識するようになってから、気づくことも増えてきたように思います。

今では、近藤麻理恵さんの著書を参考に、家の片付けもするようになりました。
コンマリさんのときめく片付けはいいですね。

それもさておき、片付けることは、4Sの基本です。
安全活動の最も基礎的なことです。

雑然とした作業場は、事故原因が多くなります。
逆にきちんと片付いている作業場は、事故も少なく、品質も向上します。

私が苦言を呈した彼の一所懸命さは、仕事の質を成長させていくと思います。
片付けの重要性も、その過程で気付き、実行できるものだと思います。

きちんと整然とした作業場にときめきを感じると、そうせざる得なくなると思うんですけどもね。

iQiPlus

 - ○コラム , , ,