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「『いってきます』といった人は『ただいま』と言う義務がある。労働安全コンサルタント角田淳による、安全衛生で使えるアイデアや教育ツールのご紹介

格言でこじつける安全活動

      2015/05/30

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格言は便利ですね。

何となく元気づけらたり、気持ちを言い当てられた感じがしたりします。
また格言を言うと、言ってやった感もあるものです。

スティーブ・ジョブズがこう言っている!などと使うと、格好良く決まりますし、何となく説得力も増しますよね。

格言というものは、便利だなと思うのは、こじつけ含めて、だいたいそれっぽく関連付けられるからです。

ノストラダムスの書いた詩が、20世紀の事件に当てはまるかのように解釈する。格言の使い方は、ある種予言に近いものがあります。

私がやっているTwitterで一時期、格言でこじつける安全活動というものを投稿していました。

しばらくの間は、面白がってやっていたものの、今は中断してしまいました。 理由は忙しくなったことと、ちょうどいい感じに使える格言を探すのが大変になってきたからです。

投稿した格言集を見なおしていたら、それなりの量が溜まっていました。
せっかくなので、再利用して、記事にしたいと思います。

格言でこじつける安全活動を考えたきっかけは、とある本で、四書五経の内「大学」の一節を引用して、安全啓発を語っていたのを読んだからでした。

 『四書五経』からの名言
心ここに在らざれば、視れども見えず、聴けども聞こえず、喰らえどもその味を知らず
【解釈】

ぼんやりして心あらずの状態だと、目も耳も危険を察してくれはしません。
仕事の時のぼんやりは、事故や怪我を招いてしまいます。

内容としては、「ただぼんやりとやっているだけでは、事故や怪我になりますよ」という位の内容ですが、権威付けされると何だかとっても、格好良く聞こえてしまいます。

どんな格言でも使えるというわけではありませんが、朝礼のネタ程度にはなるのではないでしょうか。

それでは、Twitterで投稿した格言を紹介していきます。

 ヘレン・ケラー の名言
はじめはとても難しいことも、続けていけば簡単になります。
【解釈】

安全衛生活動は最初は面倒だと思い、忘れがちです。しかし毎日続けると慣れていき、当たり前の習慣になります。
毎日やり続けることが大切ですね。

ご存知だと思いますが、ヘレン・ケラーは目耳口の障害を持っていました。しかしそのハンディキャップを乗り越えられました。

見えない、聞こえない、話せないという世界にいたのですから、健常者が当たり前と思っていることも、相当困難であったはずです。

見えないものを理解するなど、最初はとても困難を極めたはずです。
毎日毎日続けたからこその言葉ではないでしょうか。

安全衛生活動は、保護具を身につける、作業時に確認などの中断が入るなど、少し面倒だと思うものが多いです。

また仕事を初めて間もないあいだは、安全の大切さ自体への理解が不足していることもあるでしょう。

安全は習慣です。続けて身につけるものです。
最初は強制力も必要です。
続けていれば、車に乗るときにはシートベルトを着けるように、当たり前の習慣になるのです。

ヘレン・ケラーのこの言葉は、つい忘れがちな安全というものを続けることの重要性を思い起こさせてくれるのではないでしょうか。

 マハトマ・ガンディーの名言
他人に変わって欲しければ、自ら率先して変化の原動力となるべきだ。
【解釈】

安全衛生活動におけるリーダーシップは、自ら行うことです。
作業者は事業者や、職長、ラインリーダーなどを見て、模範としているのです。
また巡視員や安全パトロールを行う人も、見られていることを意識しましょう。
模範となる人は、身を正さなければなりません。

ガンディーは自ら行動して、インド独立運動を率いられた人です。

有名な非暴力主義など、まずは自分が行い、それに感化された人々が、後に続きました。


自らが機関車の先頭となるリーダーシップの在り方です。 向かい風も、障害もまずは自分で受け止めます。その先頭車両に動かされ、率いられ民主は動き出したと言えます。

安全衛生活動も、まずはリーダーが行う必要があります。

残念ながら、ほとんどの場合において、作業者自ら率先して、安全活動を行うことはありません。
ほぼトップダウンで行われています。

しかしもしリーダーは指示はすれども、本人はいい加減なことをやっていたらどうでしょうか。
言行不一致。
言ってることとやってることが違う。

このような人を信頼することはできませんよね。
また、リーダーもいい加減なことをしているのだから、自分たちも同じようにしていいという雰囲気が蔓延してしまいます。

安全活動は、まずはリーダーが模範とならなければなりません。
作業手順無視、保護具の非着用などの言い訳を作る原因となってはいけません。

リーダーとは、事業者、工場長、作業長、ラインリーダーなどの管理者、責任者です。
作業工程や品質とともに、安全にも責任をもつ人です。

安全に責任がある人は、身を正します。

また巡視員や安全パトロールを行う人も、身を正しましょう。

ヘルメットをかぶり、安全帯を着用するなど、自らが安全の見本となることが、場の雰囲気作りになるでしょう。

今回は3つの格言を紹介しました。
Twitterでは、解釈部分だけの投稿でしたが、字数制限のない場所なので、いっぱい補足しました。

まだ投稿済みのストックはあるので、少しずつ紹介していけれたと思います。

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