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「『いってきます』といった人は『ただいま』と言う義務がある。労働安全コンサルタント角田淳による、安全衛生で使えるアイデアや教育ツールのご紹介

誰もが経験する腰痛の悩み

      2018/01/06

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私は数年前から軽度の腰痛持ちになりました。

普段の生活ではそれほどの痛みはなく、少し屈んだ時に鈍痛がある程度です。
寒くなると、痛みは増すのですが、じっと座ってられないほどではありません。

人間は2足歩行です。 重い頭や上半身を支えている腰は常に負担がかかっています。
人間が人間であるかぎり、腰痛は避けられないのかもしれません。

またありとあらゆる仕事は、腰に負荷をかけてしまいます。
立ち仕事や、重い物を持ち上げる仕事だけではありません。
デスクワークで1日椅子に座っていても、腰には負担がかかってしまいます。

腰痛は、全ての仕事に共通する職業病と言っても過言ではないでしょう。

実は私が腰痛になったきっかけは、仕事ではありません。
消防団です。
入っている人なら分かるでしょうが、操法という練習の時に腰を痛めました。 ホースを担ぎ、前かがみになるなどの練習を繰り返していたら、人生でこの上なく腰を痛くなったのでした。

整体に行っても一時的にしか痛みはとれません。
整体に行ったついでだと思い受けた、骨盤矯正でも完治せずでした。
最終的に、整形外科に行きました。
その後大会が終わり、練習もなくなったので、痛みは軽くなりましたが、時折思い出しように痛むのでした。

おかげで、元からいい印象のない消防が、この上なくネガティブになっているのでした。

index_arrow 腰痛は労災になる

腰痛は、全ての業務に共通する障害と言えます。
その数は、非常に多く4日以上の休業を伴う腰痛は、平成23年度では職業性疾病の6割を占めています。 その数4,823人にもなります。

1年で腰痛が原因で、4日以上仕事を休んだ人が、5000人近くもいるということです。 ものすごく多いですよね。

最も多い業種は、社会福祉施設で、全体の約19%になります。
介護の需要は近年急速に高まり、人手不足が懸念されています。 仕事内容も、力仕事も多く、腰に負担がかかります。 社会福祉施設での腰痛による労災は、10年で約2.7倍も増えてきています。

社会福祉施設に限らず、飲食店や小売店でも腰痛が目立ちます。

腰痛であれば、何でも労災認定されるかというと、残念ながら違います。
一応認定の基準があります。

厚生労働省 腰痛の労災認定

突発的な腰痛や慢性的な腰痛、いずれの場合でも仕事が原因で腰痛になったことを明らかにする必要があります。
それなりにハードルが高いのに、約5000人が認定を受けるとは、ものすごい数の人が、腰痛に悩んでいるんですね。

消防で~とか、言ってるのが恥ずかしいくらいです。

index_arrow 腰痛を予防する

さすがに、腰痛を患う人が多くなりすぎたので、平成25年に厚生労働省もようやく腰を上げます。
腰痛対策を打ち出すのは、19年ぶりとのことでしたので、重い腰を上げたと言えますね。

職場における腰痛予防の取組を!

職場での腰痛を予防しましょう

特に、腰痛に悩む人が多いのが、社会福祉施設や小売業など、いわゆる第三次産業に分類する仕事です。
サービス業などでは、重いものを持ちあげますし、1日立ち仕事だったりしますもんね。

腰痛の原因は、重いものを持った時に、腰に負担がかかってしまうことが多いようです。 その他にも、姿勢の悪さが原因だったりします。

そのため方針としては、次の点がポイントになります。

1.腰に負担をかけない仕事環境にしましょう。
2.作業方法や手順を見直そう。
3.腰痛予防のための健診や体操で、健康管理をしよう。
4.腰痛のメカニズムや予防方法などを学ぼう。

棚の下にある荷物を取るために、腰をかがめるという作業を1日中繰り返すと、非常に負担になりますね。
これを荷物が胸の高さの場所に収めるようにするだけでも、腰への負担が減ります。

作業台が低かったり、高かったりすると、作業がしづらいだけでなく、腰にもよくありません。
作業台の高さを調整するだけでも、かなり変わります。

このように、今の職場環境や作業方法を見直すと、実は改善できることがたくさん見つかります。
大きな設備を変えるとなると費用がかかりますが、ちょっとした工夫でコストがかからない方法もあるのです。

腰痛予防というキーワードで、職場や作業方法を見直すのです。

しかし、どうしても介護の仕事は、入居者を抱き上げるなどがあり腰への負担は軽くなりません。

岡山労働局では、特に社会福祉施設、介護業に向けて、このような資料を出しています。

岡山労働局 社会福祉施設(介護事業)における労働条件の確保・改善と労働災害防止についてのお願い(事業者、管理者等の皆様へ)

これらのうち、腰痛に関するリーフレットは、7の「会福祉施設における労働災害防止のために~腰痛対策・4S活動・KY活動~」です。

もはや、腰痛対策は作業者任せに出来ないのが、実状です。

一度腰痛になると、長引きます。 完治には時間はかかりますが、痛みを和らげる方法もあります。

例えばこんなサイトがあります。

腰痛をうまく解消するには

腰痛に効く!早く痛みを取り除く方法を伝授します

試してみるのもいいですね。

また、腰痛を予防するには、日頃からのケアも大事ですね。
体操やストレッチは、とてもよい予防になります。

ラジオ体操は、体全体を動かすので、とてもいい運動と腰痛予防になりますよ。
上半身を回す運動は、腰が伸びて気持ちいいです。

下記は凸版印刷(株)エレクトロニクス事業部 新潟工場 新潟診療所の記事であったものですが、腰のストレッチ体操を紹介しています。

継続的な腰痛予防対策

手軽で出来そうなので、参考になると思います。

日頃から腰を伸ばしておくと、不意に腰に力がかかった時でも、痛めずにすみます。

ところで、最後に個人的に良かったものを紹介します。

ハンズに行った時に、「ラクナール」という骨盤を立てるグッズがありました。
これを10分ほど試したところ、腰が非常に軽くなりました!

毎日20分ほど続けると、姿勢が良くなり、腰痛が軽くなるとか。
やはり姿勢も関係しているようです。

早速買い、使っていますが、心持ち、腰痛が軽くなったような気もします。 一度試してみてはいかがでしょうか?

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