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「『いってきます』といった人は『ただいま』と言う義務がある。労働安全コンサルタント角田淳による、安全衛生で使えるアイデアや教育ツールのご紹介

くい打ち機、くい抜き機、ボーリング機械を使用する時の安全。その8

      2016/01/08

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くい打ち機にはくいを支え、打ち込む部分が重要です。
本体は動力を生み出し伝える場所ですが、その動力は確実にくいに伝わらなければなりません。

確実な力の伝達のためには、確実な接続が重要です。

点検でも確実な接続を確認しますが、この点は非常に重要なので、安衛則でも規定されているのです。

【安衛則】

(ロッドの取付時等の措置)
第194条の2
事業者は、ボーリングマシンのロッド、ビット等を取り付け
又は取り外すときは、クラッチレバーをストッパーで固定する等に
よりロッド等を回転させる動力を確実に遮断しなければならない。

2  事業者は、ボーリングマシンのロッドを取り外すとき及び
  ビット等を取り付け又は取り外すときは、ロッドを
  ロッドホルダー等により確実に保持しなければならない。

ボーリングマシンは、筒状のロッドを取りつけ、土壌深くまで打ち込む機械です。土壌サンプルを採取するときなどに活用します。
ボーリングマシンでは、くいの代わりにロッドを取り付けます。

地中深く打ち込むためには、長いロッドが必要になります。ロッドは継ぎ足し、継ぎ足しして延長していきますが、この時ロッドが落ちたり、外れたりすると危険です。確実に固定されていなければなりません。

ボーリングマシンのロッドやビッド等を取り付けたり、取外したりする場合は、確実に固定しなければなりません。

ロッドは回転して掘っていくのですから、動いて回転することを防ぎます。

また接続や取外しの場合は、ロッドホルダーと呼ばれる専用の取り付け装置を用います。

何百メートルもの深さまで掘る場合は、ロッドの継ぎ足しも数多く行われます。確実な掘削は、確実なロッドの接続によらなければなりません。

(ウォータースイベル用ホースの固定等)
第194条の3
事業者は、ボーリングマシンのウォータースイベルに接続する
ホースについては、当該ホースがロッド等の回転部分に
巻き込まれることによる労働者の危険を防止するため、
当該ホースをやぐらに固定する等の措置を講じなければならない。

ウォータースイベルというものは、ボーリングロッドに取り付けられ、水を送り込むための取付器具のことです。
土中に水を送り込むことで、泥状にして掘りやすくするためのものです。

ボーリングロッドは回転して、掘削していくのですから、ただホースを取り付けただけでは、絡んでしまいます。ホースが絡まないようにするのが、ウォータースイベルなのです。

ボーリングマシンのウォータースイベルに取り付けるホースは、作業者を巻き込まないように、固定しなければなりません。

ウォータースイベルによってホースが絡まないとしても、ホースが回転に合わせて動いていては、周りの作業者に当たる可能性があります。

そのため、周りに危険が及ばないようにしなければなりません。

くい打ち機、くい抜き機、ボーリングマシンは、大きな機械です。
そのため、危険も大きくなるのです。
もし転倒しようものなら大災害になります。

機械の据付方だけでなく、取り扱い方にも十分な注意が必要になります。

まとめ。

【安衛則】

第194条の2
ボーリングマシンのロッド、ビット等を取り付け等を行うときは、ロッド等を回転させないようにしなければならない。
第194条の3
ボーリングマシンのウォータースイベルに接続するホースについては、ホースがロッド等の回転部分に巻き込まれないようにしなければならない。
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