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「『いってきます』といった人は『ただいま』と言う義務がある。労働安全コンサルタント角田淳による、安全衛生で使えるアイデアや教育ツールのご紹介

熱中症はそろそろ注意が必要です。

      2016/06/03

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今年も5月にも関わらず、気温が30℃を超える日が出てきましたね。
北海道でもかなりの気温が上がったようです。

去年も5月に30℃超えの日が続き、熱中症になる人が多発しました。
今年も同様になる可能性があります。

日本国外の話になりますが、インドでは熱波で51℃まで気温が上がったそうです。
温暖化の影響なのか、異常な状態であると言えますね。

インド 熱波51度 60年ぶり記録更新 死者440人以上

そしてNASAなどの見解では、今年はこれまでになく暑い夏になるそうです。
根拠としては、世界的に4月が最高気温であったことなどがあるようです。

確か去年も「今年の夏は暑くなる」との予測が立っていたはずですが、日本ではあまり暑くならなかったようです。

今年の夏は猛暑になるとか。熱中症の備えは大丈夫?

今年の夏は一層暑くなるそうです。
実際のところどうなるかは、現時点ではわかりませんが、年々高気温になりつつあるのは間違いなさそうです。

気温が上がると注意しなければならないのが、熱中症です。
データでは6月くらいから熱中症によって重症化する人もいるとあるのですが、この2年でこのデータは5月からと早くなりつつあるようです。

先日のように急に気温が上がる時は、熱中症の注意が必要です。
7月、8月とは違い5月、6月は気温が上がった場合、まだ体が暑さに慣れていません。
そのため、上手に汗をかくことができず、熱を発散させることができないのです。

急に暑くなった日はどのように対処していけばいいのか、今回はそんな話をまとめいきます。

実は最近、私もあちこちで講習したり、安全パトロールに回ったりしている機会を得ています。
そして5月は熱中症についての研修をさせて頂く機会もありました。

研修では、熱中症のメカニズムや注意点などをお話させていただいているのですが、こんな質問がありました。

「WBGTで31℃以上になると、屋外の作業は禁止というけれども、そんなので禁止していたら仕事にならない。」

なるほど、確かに仰るとおりです。
WBGTとは、気温と湿度、輻射熱を合せて評価した指数ですが、熱中症の危険性を把握する指標として活用されています。
最近では、黒球がくっついたWBGT計で、現場管理されているところも増えてきましたね。

現場で実践!今年の夏の熱中症対策

熱中症アプリ7つを1週間使ってみました

WBGTで31℃以上は屋外活動をやめるようにとの基準になります。
そしてこれは8月の午後ともなると、毎日のように達してしまいます。

もし指示通りにしていると、夏場は朝と夜しか仕事ができないことになりかねないということになります。
そんなに仕事ストップされてしまっては、全然仕事ははかどりません。

実際に屋外の作業をやめているところもないはずです。
仕事は止められない。しかし熱中症の危険がある。現場を管理する人にとっては頭を悩ますところといえます。

熱中症対策は脱水を防ぎ、体の熱を逃がしてやることが重要です。

そのためには、適切な水分と塩分補給、そして通常よりもたくさんの頻度で休憩をとることが重要ではないでしょうか。

適切なと言っても、作業者に判断を任せてはいけません。
もし人任せにしてしまうと、人によって水分・塩分をとる頻度が異なります。中には脱水になってから水分をとる人もいます。

時間を決めて、強制的に摂取させるくらいがよいです。
大体30分から1時間の間に、コップ1杯から2杯くらいの水分と塩飴1個など。作業場でルール化するのがよさそうです。

休憩も2時間に1回などではなく、水分補給のタイミングに合わせるのがよいでしょう。

休憩する場所も、炎天下でなく木陰やエアコンの効いた休憩所にしましょう。
炎天下だと、休憩中も体力が失われていきます。

真夏の熱中症対策は、そのまま急に暑くなった日にも使えます。
5月、6月で気温が上がった日は、木陰の休憩所を確保し、長くとも1時間に1回は休憩させ、水分と塩分を補給させましょう。
作業者だけでは判断ができないので、職長や現場監督が指導していくようにしたいところです。

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