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「『いってきます』といった人は『ただいま』と言う義務がある。労働安全コンサルタント角田淳による、安全衛生で使えるアイデアや教育ツールのご紹介

作業現場は、ポケモン ”NO”GO

      2016/08/10

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ポケモンGOが日本でサービスを始め、2週間以上経ちました。

先行してサービスを行ったアメリカなどで大流行していたので、間違いなく日本でも流行る兆しはありました。

そしていざサービスが開始されると、予想違わずブームとなり、社会現象になっています。

繁華街を歩くと、かなりの人がスマホを見ながら歩いています。
食事をしようと店に入ったら、隣の人がポッポを捕まえようとする光景は珍しくありません。

先日、公園でイベントがあったので行ったのですが、イベントを楽しむ人に負けず劣らずの人たちが、木陰でスマホを見ていました。
一部の公園では、とんでもない人が昼夜問わず来ているようですね。

私も例に漏れずダウンロードして、日々ポケモンゲットに勤しんでいます。
ようやくピカチュウもゲット出来ました。

このポケモンGOは、10代や20代だけでなく、以外なことに50代の人も結構な割合でやっているようです。

ポケモンGOの利用実態調査 (MMD研究所)

ブームの一方で問題も起こっています。
広島の原爆ドームや寺社でなどは、祈りの場であるため、ポケモン探しで訪れるのはいかがなものかという意見も出てきています。
一部の寺社などでは、境内でのポケモン探しは禁止とされているところもあるようです。

またレアなポケモンが出没する公園などでは、人がたくさん集まるためゴミの問題が出てきたり、未成年が深夜まで徘徊するので補導されたりなどがあります。

何より怖いのが、運転中にポケモンを探していて、追突するなどの事故も起こっていることです。
理由が間抜けすぎですが、追突された方としては、溜まったものではないでしょう。

ブームは光と影があります。
歩きスマホはともかく、ポケモン探して歩き回れば、いい運動効果もありそうです。

さて、このポケモンですが、建設工事の現場でも少し問題が起こってきているようです。

index_arrowポケモン”NO”GO

建設現場というものは、危険がいっぱいです。
重機が動いていますし、つまづいたり、刺さったりするものが多数あります。
ヘルメット等の保護具を身に着けていないと、簡単に怪我をします。

そのため建設現場、工事現場は工事関係者以外は立入禁止です。

しかしこのような場所にポケモンが出没するとなると、どうでしょうか。
立入禁止の場所であっても、足を踏み入れようとする人もいるのではないでしょうか?

嘘か本当か、とあるまとめサイトでこんなエントリーがありました。

工事現場で働いてるんだけどポケモンGOのせいで作業中止になった

また、私が聞いた話では、街中で生コン車を場内に入れようとしたところ、バリケードの間から侵入しようとした人がいたとか。これも真偽はわかりませんが、ありそうな話だなと思いました。

実際、海外では原発の敷地内に進入した人がいかとかニュースになっていましたね。

周りにポケストップなどがない場所や、人通りの少ない場所での工事なあれば、部外者の進入はさほど心配はありません。
あえて入って来ようとする人も少ないですし、警備員がストップするでしょう。

進入が怖いのは、市街地での工事や建物の改修工事などです。
改修している建物が、ポケストップに指定されていたら要注意です。

こういった部外者への対処は、何があっても現場に入れないことです。
1人の例外も作ってはいけません。

もし手が開いている時間帯だから、少しの時間ならいいよと許してしまうと、次々に進入する可能性があります。
だからいかなる状況でも、例外なく進入を許してはいけないのです。

警備員に徹底してもらうしか方法はないのです。

作業関係者でもポケモンGOをやっている人もいるかと思います。
現場内で禁止する必要まではないかと思いますが、あまり現場内をスマホ片手に歩きまわると、転倒したり、周囲の人を招き入れる可能性もあるので、そのあたりは指導しておくとよいと思います。

ポケモンを探しに出歩く人が多くなりました。
建設現場にもポケモンは現れるかもしれません。しかしそれをゲットするトレーナーの進入は防がなければなりません。

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